オオサカジン

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Posted by オオサカジン運営事務局 at

2006年12月01日

境界線




風呂に入っていた


戸の外で音がした


こんな夜中に何?


というより僕は独り暮らしだ


すると また物音が・・


静かに入ってるのね


と声を掛けられた



誰だ?


誰?

誰?

ダレ?

苦しくなってきた


プハッ!

目が覚めた


風呂で溺れかけてしまった

情けない


あぁ 夢だったのか・・・


すると戸の外で物音がした。
  


Posted by masayo at 00:52Comments(1)Black

2006年12月01日

すこしだけ


尻の痺れがとれたら座り

手の痺れがとれたら食事し

足の痺れがとれたら立ち上がり

立ったら めまいがする

横になっても星が飛び

倒れないように意識すると

頭痛がした

横になったままだと 

どこの痺れもとれにくい

どこの痺れもとれにくい

ひどく疲れる

動いてないのに

めまいがやってきた

混乱して涙が出てきた

でもコレ以上泣いたら

疲れて

自分のことすら

自分で出来なくなるから

泣き続けることも

できない
  


Posted by masayo at 11:15Comments(1)Black

2006年12月02日

尋問

「はい。彼女とは何度か会ったことがあります。」


そう・・・
彼女のことは随分前から知っていた。


彼女は、僕の着ていたシャツを指差し、
「その色、好きよ。」
と言ってくれた。


男なら、彼女に興味あるはずだ。


しかし、この男は何だろう・・・

さっきから、見当違いの質問ばかりしてくる。

「もう、いいですか?」

「なんで?」

「彼女が心配なんです。」
  


Posted by masayo at 10:29Comments(1)Black

2006年12月03日

カスレ





体に何の異変もない


慣れない


気になって眠れず


呼吸を食み出し


睨む かざす凶器を与え


分かれ道 紛れて逃げる


喉が乾いた
  


Posted by masayo at 10:03Comments(1)Black

2006年12月04日


現実の壁にぶつかった。


良く見ると、その壁にはヒビが割れていた。


だから、乗り越えようとしないで、軽く当たってみた。


そしたら、簡単に壊れた。
  


Posted by masayo at 09:20Comments(1)Black

2006年12月05日




遠くで泉の音


我慢と苦笑の循環


手が真っ黒


霧の中


光が闇


空気が泥


点は広々



繰り返すことは


もうないのだ
  


Posted by masayo at 09:55Comments(3)Black

2006年12月06日

Powder




なんか


心の中で


思いついた


あのな


心の中に


川があった


きれいな川


ヒカルカワ
  


Posted by masayo at 09:54Comments(1)Powder

2006年12月07日

罪のない思い出




近くの本屋でバイトを始めた。


 店主のおじさんは、

朝から夜遅くまで店を開けていた。


私の働く時間は夕方の4時から7時くらい

で、

その間におじさんはご飯を食べて、

奥さんの見舞いに行く。


ある日、急におじさんが・・・


「君はマリア様みたいだ。
聖母マリア・・・」


と言った。


恐くて、すぐ逃げるように帰った。



10年後、


たまたま立ち寄ったら、


おじさんは歯にかんでいた。
  


Posted by masayo at 09:55Comments(1)Powder

2006年12月08日

自動販売機




僕は、今まで一生懸命に関わってきた。


しかし、ジュースの自動販売機を1人でやっていくには、無理なことに気がついた。


でも、仕方ないじゃないか!


すごく気に入っていた、あのタクシー乗り場は改装されてしまったんだ!


 居場所は、もうどこにもないんだ・・・


いや、落ち込んでは入られない。また、気に入る場所ができるだろう。
  


Posted by masayo at 10:06Comments(1)Powder

2006年12月09日

釣り




今日


近くの川沿いを散歩してたら




浅くなった川で釣りするライオンがいたよ。



後ろ足で立って、服着てた。
  


Posted by masayo at 11:34Comments(2)Powder

2006年12月10日

おすすめ夢





 まず、湖に行ってください。





そして、湖畔のボート屋で救命胴衣を借りてください。





そこらで遊ぶ子どもに、



ボールの件で濡れ衣を掛けられますが、






何も言わないでください。



しばらくすると、




鳥おじさんがパンをくれるので、




ところ構わず



投げまくってください。



すると、





開けてないトビラ





を感じるので、




そこへ行って




開けてください。
  


Posted by masayo at 09:31Comments(6)Powder

2006年12月11日

風の音




「何してんの?」


と聞いても、




いつも答えてくれない



その人は、

風が強いのに

鼻水を垂らしながら、



生真面目に




『何か』



をつくっていた。





大きくなった後に、



色んなものを見たり聞いたりして、


あれが何だかわかった。




でも、あの時の幼い私は、それに吸い込まれてしまったんだ。
  


Posted by masayo at 10:07Comments(0)Powder

2006年12月12日

それで




私の中は


工事中    


いつ治るんかは


わかりません
  


Posted by masayo at 09:36Comments(1)Powder

2006年12月13日

コミュニケーション




ここからは一人でいい



今日からは皆に優しく

皆も優しく







気持ちが悪い



涙が出そう






どこに行くの?




それにしても敏感だ
  


Posted by masayo at 09:27Comments(3)Powder

2006年12月13日

にわか雨のあとで




行きつけの店へ行こうと


地下鉄に乗り


最寄り駅から歩いていたら




雨が降りだした





雨宿りをする場所を探していたら



すぐ止んでしまった






すぐ歩きだすと


すれ違った妊婦の腹が透けて見えて





赤ちゃんが見えた
  


Posted by masayo at 18:51Comments(2)Powder

2006年12月14日

ねろぱーぱろん ねぱーぱね




ある朝、起きて一階へ下りたら・・・・・






お父さんも、

お母さんも、

お姉ちゃんも、

後ろから下りてきた弟も皆



キツネだった!





私もキツネかなぁ?


と思って鏡の所へ行ったら、






キツネだった!
  


Posted by masayo at 10:06Comments(1)Powder

2006年12月15日

チョコレート




目を覚ますと


枕元にチョコレートがあった



食べると空を飛んだ


スーパーへ行った


チョコレートを買った


病院へ行った


皆に配った


皆で食べた





そして



皆で空を飛んだ
  


Posted by masayo at 10:33Comments(2)Powder

2006年12月16日

手紙






ずっと必死で、


必死で、



助けを求めてきた。





でも、

その必死さは



誰にも伝わる事はない。


そんなものだと



諦めてるフリをしていた。





そんなある日、手紙がきた。

それには、差出人の名前すらなく、



ただ





『何を助けてほしいのか?』





とだけ書いてあった。



わからない・・・



まぁいい、



どちらにしろ

返事を出す相手もわからないんだ。
  


Posted by masayo at 09:04Comments(0)Powder

2006年12月17日

わがままな記憶




幼い頃、


躾に厳しかった父が


『食事中に笑ってはいけない』


というルールを作った。





でも、


笑ってはいけない、

笑ってはいけない・・・



と思えば思うほど、


しょうもないことすら


おかしく感じるのだった。




ある日、


とうとう我慢できずに吹き出し、



食べていたものを飛び散らしてしまった。


それで、


皆を見回すと、


皆が噴き出しまくっていて、


そこいら中に様々なものが飛び散っていたのだった。




もちろん、


父のまわりもだ。
  


Posted by masayo at 14:08Comments(1)Powder

2006年12月18日

そして











いろんなものが流れはじめる
  


Posted by masayo at 01:56Comments(0)Powder

2006年12月18日

自転車じいさま




今日も朝のラッシュが済んだころに

川沿いへサイクリングに出掛ける



ん?

あの前のは・・・


後ろにも前にも
子どもを乗せられるやつやな・・・



抜かしてやれ!





やった



ん?


高校生が何でこんな時間に!




抜かしてやれ!




やった!



まだまだ若いもんには負けへんで
  


Posted by masayo at 11:55Comments(0)Powder

2006年12月19日

12月19日の記事




宇宙は ひとつの粒

粒が集まって細胞

細胞が集まって 私

私は 宇宙の一部

宇宙は 私の一部



繰り返し


限りない
  


Posted by masayo at 10:25Comments(0)Powder

2006年12月20日

貸店舗




いつもの様に、仕事帰り最寄り駅から

家に向かって歩いていた。
物心のつく、

ずっと前からあった

駅前のダンス教室が閉まって、


「貸店舗」


の貼り紙が貼ってあるのに気がついた。



なんだか、

妙な

喪失感に襲われた。



でも、すぐ

何事もなかったように

歩いていた。





酒屋を通り過ぎた辺りで

中学の時の同級生に声を掛けられて、



はっ! とした。



「今、おまえ時間ある?

あったらさ、あのダンス教室行ってみないか?」

「でも、あそこ

貸店舗

の貼り紙が・・・」


「いいから、いいから。」


と、言われるがまま道を引き返すことにした。





彼は慣れた様子で中へ入って

「父さん、友達連れて来たよ。」

「おう!彼女か?」

「違うよ。」


何だか、少し呆れながら辺りを見回すと、

母が和服で来ていた。



いったい何故?



母は特別な時しか、和服を着ない・・





 あぁ、そうか。
ここをやってたおばさんが亡くなったんだ。





トイレに行きたくなって、探したけど、

今いる階にはなさそうだった。


ウロウロしていると、階段を見つけた。

見上げると





果てしなく続くのでは?




と思うほど、長く続く階段であった。



はっ!?


早くおばさんに教えないと!
  


Posted by masayo at 01:13Comments(2)Powder

2006年12月20日

遠い昔




この道

いにしえ人の気配



錯覚?



何度も通い

待つ





苦しみと喜びが雑居する



たぶん


幽霊の音を聴きながら



とめどなく
  


Posted by masayo at 22:57Comments(0)Powder

2006年12月21日

大好きだよ




凄く大きな鯉



尻尾が

小さな庭の

池の淵にあたるたびに



家が揺れた





それでも


名前を付けて


毎日



大好きだよ


と言っていた
  


Posted by masayo at 10:02Comments(2)Powder

2006年12月22日

後天的作用




落とし穴?




不十分


静かに




抽出のかけらの重さを


知る
  


Posted by masayo at 07:51Comments(0)Powder

2006年12月23日

ピーナッツ




ほとんど行ってない私の中学校は、給食ではなく弁当だった。


ある日、

いつものようにテレビを見ながら、

母の作ってくれた弁当を家で食べていると、





目の前にアニメの犬が座った。



その次の日、学校へ行き、出席簿を見ると出席になっていたので、





「先生、私・・・

昨日来てないよ。」

と言うと、





「来てたよ。」

と言われた。



その日の下校の時、

下駄箱のところで友達に、


「バイバイ」

と言ったら、





「あれ!?

さっきバイバイしたのに?!」



と びっくりされた。
  


Posted by masayo at 08:52Comments(3)Powder

2006年12月24日

秘密




私は昔、交通事故に遭った。





目が覚めるとベットの上にいて、体のほとんどが動かなかった。





それから、



またすぐ眠りに落ち、次に目が覚めると、





サイボーグになっていた。


私は、

自分の意志とは無関係に、

人造人間になったのだ。






このことは、お父さんと私を造った人しかしらない。
  


Posted by masayo at 12:34Comments(0)Powder

2006年12月26日

シャワー






青ピンク豆

一日自由

人なみ
  


Posted by masayo at 07:06Comments(0)Pink

2006年12月26日

魚屋






絵葉書ばかり売ってる町がありました。



そこには、父が遺した大昔のドイツの城のと、まったく同じ物がありました。





涙がでました。



泣いてばかりいました。


すると、狭い通りの絵葉書屋の爺さんが、通りで魚を焼いていました。


「食べていくか?」


と爺さんが優しく言うので、


遠慮なく戴いたら、金を取られた。




なんて甲斐性のない爺さんだ。


でも、魚はうまかった。


まっすぐ行けば駅に着く。
  


Posted by masayo at 07:08Comments(2)Pink