オオサカジン

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Posted by オオサカジン運営事務局 at

2007年01月19日






最近、私は笑ってばかりいた。
彼の嘘に気づいて、まるで雨が止むように笑いが止まった。
あれ?
あの空に差す光は何?
何か見てはいけないものを見てしまった気がする。 すると、知らない内に、知らない少女が近くにいて、あの光じゃなく、私を見上げていた。
彼女は、何でも知っているみたいだった。でも私は本当のことを知りたくなかったから、何も聞かなかった。彼女から何か話すこともなかった。
そして、また空を見上げた。もう彼女は傍にいないと知りながら。

もう、何も気にしないことにした。
  


Posted by masayo at 18:47Comments(0)Pink

2007年01月20日

トイレ






便意をもよおした。
トイレを探す。
大きな建物を発見した。 ここならトイレがあるだろう。
その建物は、近づいてみると・・・・・
なんと体育館ほどの大きさだった。
中へ入ると、トイレだらけだった。
洋式・和式・水洗・汲み取り式・・・・・
高さも色々で、数年前に中国で見た様な溝だけのものや、壺、女性用立ち小便器もあった。
もう、何百戸あるかわからない。一つ一つ見ていくが、すべて排泄物で一杯になっていて、使えない。
でも、不思議と匂いがなかった。
  


Posted by masayo at 22:10Comments(0)Pink

2007年01月21日

シュガートレイン






私は高山に住む家に下宿している。

ある朝、一家で飼っているシマウマが子どもを産んだ。
その家の13歳の娘が生まれたばかりのシマウマに酸素マスクを付け、自転車の前籠に載せていたので
「なんで?」
と聞くと、
「この子を頂上に連れていく!」
と言う。心配なので、私も酸素マスクを付け、二人乗りした。
「お父さんが先に出てるわ!急ごう!」
と彼女は言って、猛スピードで出発した。彼女は上手く運転したから怖くなかったけれど、物凄い崖も凄い勢いだった。
しばらく行くと、雪道になりだした。
すると急に大きくて長い、車のようなスピードで動く甲殻類のようなものに出くわした。
物凄い恐怖だった。
彼女は、とにかく上手く避けたが、先からどんどん巨大生物らしきものが来る。またもや車のようなスピードだ。

そして何十頭も通り過ぎた頃、一頭が突然

幕(皮?)がめくられ、中に何人か乗っていて

タイヤもついていた。
  


Posted by masayo at 01:12Comments(0)Pink

2007年01月22日

宿






安宿が見つからない。
近くにいた知らないおばさんが、
「家に泊まっていきな。」
と言ってくれた。勇気がいったが、お言葉に甘えることにする。
おばさんは一人暮らしだった。そして、大きな家に住んでいた。
「どの部屋を使ってもいいよ。」
と、おばさんは言うけど、どの部屋も一人で寝るには怖すぎた。とにかく部屋を選んで寝ていたら、部屋に男が入ってきた。

おばさんは、おじさんだったんだ!

と思ったところで目が覚めた。

どこから夢だったんだろう・・・

辺りを見回すと、夢の中と似た怖い部屋に一人で寝ていた。
  


Posted by masayo at 00:24Comments(0)Pink

2007年01月22日

狩人






 山を歩いていた。
 そこにあるとわからない場所に、聖母マリアに似たお地蔵さんがあった。なんだかバツが悪かったから、すぐ傍に落ちて半分黒くなったバナナを2本供えた。 すると、近くを制服を着た少女が走って山を降りるのが見えた。
 彼女が行った方へ行くと・・・

 山を降りているはずだったのに、気付くとビルの階段を降りていた。

 階段の踊り場の長椅子に、山を降りる前に見た少女の鞄を見つけた。鞄を開けると、大量の現金が入っていた。誰かに見つからないうちに、金をポケットに詰め込み始めるが、いっぱいありすぎて終わらない。
 人が来るのでは!?
と焦る。
 見上げると、さっきのお地蔵さんがいた。
  


Posted by masayo at 19:02Comments(2)Pink

2007年01月22日

息抜き




 仕事の合間に街に寄った。
 着いたのは夜だけど、明日の朝にはここを発つ。まずは仕事仲間5人で屋台に座り、酒を飲み、つまみを頼んだ。
 外に立ってるボーイ達は、どの店からでも買ってきてくれるし、下手な手品もしてくれた。軽く酔ったところで、皆で買い物へ出掛けた。
 まだまだ店は開いている。
 途中から、それぞれ別行動することになった。
 私は一人でブラブラした。
 なんて楽しい街なの!
 
 そして、世間は狭い。
 さっきのバーで仕事仲間の男を振った女に遭遇し、別行動していたはずの仕事仲間にナンパされた。

 あぁ、喉乾いた。もういいや。

 朝になった。
 全員集合し、次の仕事場へ向かった。
  


Posted by masayo at 19:09Comments(0)Pink

2007年01月23日




 旅の途中で、道に迷ってしまった。
 更に、うろうろしてしまって、随分暗くなっていた。
 
 しばらくして、少し先に小さな灯りを見つけた。嬉しくて走っていくと、







 河童がいっぱい家から出てきた。

 河童村で一晩明かした。
 次の朝、顔を洗うついでにたまっていた洗濯物を洗面台で洗っていたら、叱られた。
「洗面所には、神様がおられるので、汚れを流さないように気をつけて下さい。」
と最後に言われ、村を出ようとした時、

「山へ行け!」

と村内アナウンスが流れた。犬がそのモノマネをしだし、いつのまにか皆が笑っていた。
  


Posted by masayo at 00:23Comments(0)Pink

2007年01月24日

開けてない扉




 友達の幼い娘が病に冒されなくなってしまった。
 通夜に行った。お坊さんが、お経を上げているところだった。列に並び、お焼香の順番を待っていた。
 私の順番が次になった時、突然棺桶が開いた。
 少女が体を起こし、目を輝かせ
「すごいキレイなお花畑やったぁ!すごいキレイやった!すごいキレイやった!」
と言って、また横になった。
 ほとんどの参列者は、腰を抜かしていたけれど、友達は喜んでいるように見えた。
  


Posted by masayo at 00:03Comments(0)Pink

2007年01月24日

2つのヒカリ




 彼は、
「目をつぶると暗闇の中の小さな点のように光るヒカリが神だ。」
と言った。

それは希望で信じるべきものなのだそうだ。







 ヒカリのほうへは行ってはいけない。







 でも、ヒカリは2つある。
 この世に太陽は1つしかないというのに・・・

 宇宙に反射して光る、闇に射すヒカリ。
  


Posted by masayo at 23:05Comments(0)Pink

2007年01月25日

最初の一歩




 何かが迫ってきている
 何か・・・・・
 追われているのではなく
 近づいてきている

 古いものの持つ記憶
 その一角に小さな入り口があった。
 呼吸に神経を集中し
 爪先を前に
 もう後先考えない

 遠くで誰かが大声で呼んでいる
  


Posted by masayo at 20:30Comments(0)Pink

2007年01月26日

回復の最終日




 生まれ変わった気がした
 色褪せた線路
 極端なチョイス
 ジャムが目にしみる





 END
  


Posted by masayo at 00:22Comments(2)Pink