地球人のショートストーリー
開けてない扉
masayo
2007年01月24日 00:03
友達の幼い娘が病に冒されなくなってしまった。
通夜に行った。お坊さんが、お経を上げているところだった。列に並び、お焼香の順番を待っていた。
私の順番が次になった時、突然棺桶が開いた。
少女が体を起こし、目を輝かせ
「すごいキレイなお花畑やったぁ!すごいキレイやった!すごいキレイやった!」
と言って、また横になった。
ほとんどの参列者は、腰を抜かしていたけれど、友達は喜んでいるように見えた。
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