罪のない思い出

masayo

2006年12月07日 09:55




近くの本屋でバイトを始めた。


 店主のおじさんは、

朝から夜遅くまで店を開けていた。


私の働く時間は夕方の4時から7時くらい

で、

その間におじさんはご飯を食べて、

奥さんの見舞いに行く。


ある日、急におじさんが・・・


「君はマリア様みたいだ。
聖母マリア・・・」


と言った。


恐くて、すぐ逃げるように帰った。



10年後、


たまたま立ち寄ったら、


おじさんは歯にかんでいた。

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